自助グループで言われた「ありえない言葉」⁈

今回は、摂食障害の中でも、過食嘔吐がやめられなくて、そんな自分は意志が弱いと思って、自分を責めてしまっている、そんなあなたに向けて書きました。

今から、30年くらい前の私は、摂食障害(拒食、過食、過食嘔吐)でとても悩んでいました。

例えば、こんな悩みです。。。。。
 

・普通に食べている人がうらやましい。

・食べないようにすればするほど、禁止しているものが食べたくなって過食してしまう。

・私は、こんな事で苦しむために生まれてきたんじゃない!

などなど、、、。

メンタル的にも、すごく落ち込んでいました。

毎日が、とってもつらかったです。

もう、、、こんな毎日はイヤだ!

摂食障害を治したい!

普通に食事を楽しめるようになりたい!

そんなふうに思っていました。

そこで、私は、

同じ摂食障害の悩みをかかえる人たちが集まり、相互理解や支援をし合う

「自助グループ」に参加することにしたんです。

そして、、、

自助グループの「ある方」ニコに、

私が過食嘔吐で悩んでいることを話したんですが、、、

ありえないことが起きたんです…。

「ある方」ニコ

「食べろ!食べろ!」

「吐け!吐け!」

私に向かって、

真顔で、ホント、マジ、真顔で。

言われたんですよ(苦笑)

私は驚いて、

へッ⁈

いま、

なんてった⁈

「食べろ!食べろ!」

「吐け!吐け!」

って言ったよね???

「ウッソーーーーっ!」ガーン

っていう気持ちでいっぱいでした。

フツーーーーに考えて、

過食嘔吐で苦しんでいる人に向かって、

食べろ!はダメでしょ….

吐いちゃ、まずいっしょ….

そう思いますよね?

ところが、

私の気持ちは、なんだろう、

不思議とスゴ〜く、

ラク〜になっていったんです音譜

今まで、ずーっと、ずーっと、

過食嘔吐をやめられない自分を

ものすごく責めていました。

だけど、

「食べろ!食べろ!」

「吐け!吐け!」

っていう、その言葉一発で、

・自分を肯定してもいいんだ!

・自分のやってることを認めていいんだ!

って、なんか、こう、、、

自分を受け入れてもらって、

雲の間から「一筋の光」がさしたような、そんな感覚を持ったんです。

今までとは、

違うものの見方、

考え方があるんだ!

そんな気づきがあったんです。

さて、私が摂食障害で悩んでいたのは、

「自分の間違った思い込み」

にハマっていたからでした。

・摂食障害になるのは、意志が弱いからだ。

・自分は、ダイエットに失敗した敗北者だ。

・摂食障害は、わがまま病だ。

こんなふうに思っていませんか?

昔の私も、あなたと同じ感覚でした。

私は、自分の食欲もコントロールすることの出来ない人生の敗北者だ。

そんな風に自分の事を卑下していました。

過食嘔吐をやめようとして、

食べないように色々と工夫してみたり、 

意志を強くしようと、

色んな本を読みあさってみたり、

さらには、もっと過激なダイエットを計画してみたり…..。

でも、過食をやめようとすればするほど、過食をするたびに、やめられない自分を責めてしまうんですよね。

それが間違いなんです!

過食嘔吐を

やめようとすればするほど、

過食をしてしまう

自分を責める

二度と過食をしないように誓う

また過食をしてしまう

自分を責める

過食をする

この負のループの繰り返しにハマってしまうんです。

この、負のループは繰り返せば、繰り返すほど、習慣化してしまうので、自分の意志で断ち切ることがさらに困難になります。

 そして、禁止すればするほど、禁止した事自体が余計に意識されてしまうんです。

つまり、過食を禁止すればするほど、過食をしたくなってしまう、という矛盾した事が起こってしまうんです。

過食嘔吐を引き起こす原因は、主に二つあります。

一つ目の理由は、

これは、普段ダイエットで食事を制限していると、本能の欲求で足りないエネルギーをおぎなおうとするからです。

ダイエットして一時的には成功するけど、結局はリバウンドしてしまい、余計に太ってしまうのが典型的な例です。

二つ目の理由は、

過食した自分を責めてしまう事自体が、かえってストレスとなり、さらなる「過食をしたい!」という欲求を引き起こしてしまうからです。

このような理由から、

過食が習慣になっているあなたが、さらに厳しいダイエットを自分に課すことや、

過食した自分を責める事が、いかに間違った選択であるかという事が分かると思います。

自分で、自分の首を絞めているような状態ですよねえーん

自分の意志が弱いから

過食をやめられないというのは、

全く間違った思い込みなんです。

この事を知っているだけで、自分を責めてしまう事の愚かさに気づくと思います。

食べたい!という無意識の欲求と、

食べちゃダメ!という頭での想いが戦うと、、

必ず無意識が勝ちます。

つまり、過食をしない!

と頭でいくら決心しても、

無意識の食べたい!という本能には勝てません!

今度こそ過食はしない!

といくら頭で決めても、

やっぱり、過食をしてしまう結果になってしまうわけです。

過食をすると、太るのが怖いから吐いてしまう。

吐くと、身体には必要な栄養が行き渡らないために、本能がモーレツな食欲を起こす結果になってしまいます。

いくら頭で、食べないようにしよう!

と決心しても、人間は、本能の欲求には勝てないので、負け試合を繰り返す事になるわけですね。

でも、、、

「意識するな!」と言われても、

難しいですよね…。

なぜなら、

自分の意識に

「過食嘔吐はやめるもの」

「過食嘔吐はやめるべきもの」

「過食嘔吐はいけないこと」

          ・

          ・

          ・

          ・

          ・

「それが正しい!」

という思い込みが、すり込まれているから。

だからこそ、

人と話して、

自分の間違った思い込みに

気付くのが大事なんです!

「食べろ!食べろ!」

「吐け!吐け!」

摂食障害の人からしたら

ありえない!と思う言葉をかけてもらうだけで、

自分のことを認められるようになり、

今まで、自分を責めて、

自分一人で悩みを抱えて、

この先私はどうなってしまうんだろう、、、

そんなふうに、悩み苦しんでいた気持ちが

本当に、本当に、少しずつですけど、

ずいぶんと軽くなっていきますよ。

過食嘔吐をやらないために

いくらがんばっても、

過食嘔吐はやめられません!

まず、

自分を責めるという

クセやパターンを手放すこと。

ここにエネルギーを注ぐこと!

そこから、始めていきましょう!

ラブラブ 摂食障害は治る病気です。

ただ、治すだけでは、本当にもったいない。

治った、その先の未来を見据えて、なりたい自分をイメージしていきましょう!

私は、そうやってここまで生きてきました。

あなたにも必ずできます!

新しい生き方を一緒に見つけていきましょう!

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